あなたが作ったものじゃないんだからね

著作権のお話です。
とあるラジオのCMで、作品の違法アップロード(違法ダウンロード)に関するCMが流れていました。

「あなたが作ったものじゃないんだからね」

シンプルに著作権何たるかを表現しているなと感じました。
著作権を語りだすと、色々と難しい話もあるのですが、端的に言えば、こういうことなんです。

とあるテレビのCMでは、こう表現されています。
「でもさ、君が作ったものじゃないよね」

もし、ご自身で描かれた絵・音楽・造形物などの作品が、無断で第三者に使用されたら、どうでしょう?
ましてや、その作品を生業としている場合、どうでしょう?

著作権に関する問題意識が希薄になっているように感じます。
弊社はデザイン関係、パソコンソフトやハードの販売や管理などで著作権と密接に関わる仕事をしているため勉強もしていますし気にかけている部分も多いのですが、一般的には、意識が薄いと感じざるを得ません。

SNSやホームページなどにアップロードされる前に、一度、著作権について考えてみてください。
「あなたが作ったものがどうか」という視点で捉えると分かりやすく考えられるのではないかなと思います。

手動更新

Windows 10 Anniversary Update の配信がスタートして10日が過ぎました。
個人的には、ベータ版とはいえ「Bash」が使用可能になったことが非常に大きいのですが、様々な変化に戸惑われる方もおられることでしょう。

さて、今回のアップデート。
「自動更新をオン(何も設定をしていなければ、この状態になっています)」にしていれば、Windows Update 経由で配信されるのですが、一部、正常に適応されない事象が発生しているようです。

・設定→システム→バージョン情報 に記載されているバージョンが「1607」である。
・電源ボタンや設定ボタンの配置が換わった。
・画面右下(時計の右側)に「通知センター」の表示がある。

Windows 10 Anniversary Update が正常に適応されていれば、上記のような状態になっていると思います。
Windows Update 経由で配信されて適応したにも関わらず、こういった変化が見られない場合、正常に適応されていない可能性があります。

<<https://support.microsoft.com/ja-jp/help/12387/windows-10-update-history?ocid=update_setting_client>>

上記リンク内にある「Anniversary Update を入手する」ボタンをクリックすると
「Windows10Upgrade*****.exe」(*は数字が入っています)
というプログラムが入手できますので、それを実行することで、手動での更新が可能となります。

・USBメモリなどの全ての周辺機器(USBで接続されているもの)は取り外しておく。
・常駐ソフトは極力停止しておく。
・ログイン方法はデフォルトに戻しておく。(自動ログイン設定は解除しておく)
・データのバックアップを取っておく。

アップデートとはいえ「新しいOSに置き換わるようなもの」と思っていただいたほうがいいと思います。
一部の環境変数や設定などもリセットされてしまう部分がありますし、常駐ソフトが動いていたり周辺機器が接続されていると、アップデートが失敗する場合もあります。

今後、microsoft社が考えを変えない限り、Windows 10 はこのような形で機能強化を進めていきます。
いつまでWindows 10 を使い続けることができるのか、楽しみな部分でもあります。

お盆

昨日は、新たに制定された祝日「山の日」でした。
お盆休みのある企業では、昨日から休みに入るところが多かったようで、Uターンラッシュと祝日が重なって、交通機関の混雑がすごかったようです。
 
弊社代表の実家は東京で、お盆に帰省する予定だったのですが、不幸事があったために帰省を1週間早めました。
行きは新大阪駅、帰りは京都駅の新幹線ホームまで出向いたのですが、割と閑散とした雰囲気で「これが、お盆真っ只中だったらスゴイんだろうな…」と思っていました。
 
弊社は「お盆休み」を設けているわけではないのですが、本日の昼から、お墓参りに行く予定です。
 
ご先祖様あっての私たち。
感謝の心で、報告をしてきます。

Thunderbirds

「Thunderbirds」という特撮テレビ番組を有料動画配信サイトで観ています。
1965年から1966年にイギリスで放送された人形劇で、日本でも大人気を博しましたし、CMなどで多数使用されているので、一度は名前を耳にされたことがあるのではないでしょうか。

作品の詳細は置いておくとして「マリオネット」を使った映像作品となっています。
「マリオネット」とは糸繰り人形などと表現されるもので、人形劇でよく使われる操り人形の一つで特に糸で操るものを指します。

口元の動きとセリフのシンクロが素晴らしく、また、全てをマリオネットで表現するのではなく、例えば何かを持つなど手を使うときなどは、実写映像を挿入させて無理のない見せ方をしているんです。
口元の動きとセリフのシンクロには「リップ・シンクロ・システム」という装置を使用、また、実写映像を挿入することで、より人間的な表情を表現し、実写に近いリアル感を演出した映像表現手法を「スーパーマリオネーション」と呼ぶのだそうです。

現在「Thunderbirds Are Go!」というリブート作品(リメイク作品?)が放送されています。
こちらの作品は、コンピュータグラフィックスで制作されています。

見比べてみるとわかるのですが、細部のディテールが段違いです。
「Thunderbirds Are Go!」が粗く「Thunderbirds」が繊細なんです。

今から50年以上前の作品であるにも関わらず、現代の技術で再現が難しい「職人芸」が、ありとあらゆるところに散りばめられています。
コンピュータグラフィックスに置き換わると何故だかクオリティが下がってしまう、悲しい現実が見え隠れしているように思います。
※コンピュータグラフィックスを否定しているわけではありませんので、念のため。

「仕組み」だけでどうこうなるものではなく、技術や熱意が伝わってくる作品が「Thunderbirds」であるように感じます。
新しい知識や技術も大切なのですが「守るべきもの」「残すべきもの」「継承すべきもの」など、後世に引き継ぐ様々なものが存在しています。
そうした事柄を大切にしないと、と、作品を観ながら思っていました。

仮想環境

エンジニアの端くれなので、MacもWindowsもLinuxも使用します。
WindowsはVistaから10までの全バージョン、Linuxは4バージョンを使用します。

本来、それぞれの物理環境を用意するのが本筋なのでしょうが、実際の話、そんなスペースもないですし、10台近いパソコンを稼働させれば電気代が…
と、いうわけで「仮想環境」を用いて多種多様なOSを使用しています。

仮想環境とは、パソコンの中で「仮想のパソコン」を作成して、その仮想のパソコン上に各種OSをインストールすることにより、1台のパソコンで複数台のパソコンを使える環境にする仕組みのことです。
個人使用であれば無償で使用できる仮想環境ソフトウェアもありますし、Windows7・8.1(8)・10(ProfessionalやProというエディション以上)であればHyper-Vという仮想環境が使用可能です。
有償のソフトウェアでも、パソコンを購入することを考えれば安価で手に入れることができます。

この仮想環境ですが「クセ」があります。

・仮想環境は物理環境のスペックに依存するので、それなりのパソコンを用意する必要があります。(特にメモリ量は多いほうがいいと思います)
・仮想マシン(仮想のパソコン)のパラメータ(CPU数、メモリ、ハードディスクなどの数値)は、基本的に自動で設定されますが、機種や用途によって調整が必要になります。
・共有資産(キーボード、マウス、光学ドライブなど)を使用する際に、物理環境で使用するのか仮想環境で使用するのかを選択する必要が生じる場合があります。
・原則、ネットワークも仮想化されるので、IPアドレスが自宅環境とかけ離れたものになっていたりします。(IPアドレスが変換される関係で、宅内ネットワークがクラスCのアドレスなのに、仮想環境ではクラスAのアドレスになったりする)
・一部、動作しないソフトウェアがあったり、動作が物理環境と違ったりすることがあります。
・物理環境を使用しているのか、仮想環境を使用しているのか、混乱することがあります。

と、いくつかの事例を挙げてみましたが、ほとんどは構築時(設定時)の調整で解消されることが多く、また、環境に慣れると案外使いやすいものです。

仮想環境ソフトウェアは都度違ったのですが、数年間、仮想環境を使用しており、今では仮想環境が無いと業務に支障が生じるぐらいになっています。

数種類の環境を使い分けて使用される方は少ないと思いますが、物理環境を増やすのではなく仮想環境を構築することも一つではないかな?と思います。

お里帰り

デジタル一眼レフカメラがお里帰り(メーカー)から戻ってきました。
オーバーホールを依頼したんです。
 
趣味やホビーユースで使用するのであれば、使用頻度も少ないのでそこまで気にする必要もないのでしょうが、仕事や業務など、使用頻度が多い場合は定期的な診断と場合によってはオーバーホールを受けることも一つかな?と思います。
 
私は、ファインダーの付いたデジタル一眼レフカメラを使っています。
どうにもモニタを見ながら撮影するのが苦手で、ファインダーが付いているカメラを使用しています。
また、撮影時の固定が行いやすい大きさで選んだということもあります。
 
素子の大きさ(フルサイズやAPS-Cなど)や画素数で選ぶことも必要かと思いますが「使いやすい」ことが重要じゃないかな?と思います。
どちらかといえば、カメラよりもレンズに重きをおいて考えるほうがいいような気がします。
 
スマートフォンのカメラ機能がとてもよくなり、日常のスナップ写真であれば何の問題もなく撮影ができます。
デジタル一眼レフカメラは、更なる自由性と状況に応じた豊富なレンズの使い分けが可能です。
 
機会があれば、一度、デジタル一眼レフカメラで写真を撮られてみては如何でしょう。
新たな世界が開かれるかもです。

打ち上げ花火

この時期、週末になると、どこかで打ち上げ花火の音が聞こえます。
週末に限らず、平日でもそうですね。

打ち上げ花火といえば、花火職人さんがが打ち上げ筒に直接点火するイメージをお持ちではないですか?
現代の打ち上げ花火は「コンピュータ制御」が多いんですって!

1980年代中頃から「電気点火システム」が開発・導入されて、手付けではなく電気で着火する点火方法にする花火会社(花火職人さん)が増えはじめ、今ではこちらが主流となっているのだそうです。
1990年代中頃から「花火専用のコンピュータシステム」開発・導入されて、以降は急速に広がっていったのだそうです。

「花火専用のコンピュータシステム」というと大がかりなイメージを持たれるかとは思いますが、基本的には、皆さんが使用されているパソコンと同じです。
パソコンに花火専用のプログラムをインストールして、花火の点火装置とこのノートパソコンがケーブルで接続されて「どの花火をどういうタイミングで打ち上げるか」というあらかじめ打ち込まれた情報(プログラム)を送信しています。

音楽に合わせて花火を打ち上げる「ショー」を思わせる花火がありますが、そういった演出に「花火専用のコンピュータシステム」は欠かせなくなっています。
なんでも、最高スペックのシステムでは、0.03秒単位でプログラムを作成することができるそうです。

コンピュータ制御の導入以降、花火の世界は劇的に変わったと言われているのだそうです。

・作業員の安全確保
・エンタテインメント性の高い自由な演出が可能
・搬出やセッティング作業の効率アップや緊急時に備えたフレキシビリティの向上
などといった、様々な利点があるそうです。

とはいえ。
一番重要な「花火玉」は、花火職人さんあってのもの。

職人技とITの融合。
こうした技術向上は素晴らしいものがあるなぁと、花火の音を聞きながらぼんやりと思っていました。

nasne

録画したテレビ番組をスマートフォンやタブレット、パソコンやネットワーク対応テレビなどに配信して観る。
この「家じゅうのどこでも、何なら外出先でも観られる」という手軽さを覚えてしまうと、元には戻れないものです。

ゲーム機器のPlayStationでおなじみのSony Interactive Entertainmentが発売している「nasne」という機械があります。
簡単にいうと「テレビを録画して配信できるNAS」となりますでしょうか。

このnasne、アンテナ接続用端子とUSB接続端子しか付いておらず、テレビに接続する端子がありません。
つまり、全ての操作はPlayStation(3、4、Vita、Vita TV)か、スマートフォンやタブレット、パソコンから行う必要があります。

録画したテレビ番組は、ネットワークを経由して、スマートフォンやタブレット、パソコンやネットワーク対応テレビなどに配信することが可能です。
また、専用のアプリを利用すれば、外出先でも録画したテレビ番組を観ることが可能なのです。

特定のテレビでないと録画したテレビ番組を観ることができないといった制限が少なく、また、テレビの前で居座る必要もありません。
これって、地味に便利なんです。

そして、もう一つの機能が「NAS」として使用できることです。

業務用途にはお勧めしませんが、個人や家庭でNASを使いたいとき、nasneであれば、テレビの録画もできて、NASとしても使用できるという「お得感」があったりします。
当然、外部ハードディスクをUSB接続することで増設可能なので、容量に関しても、そこまで気にする必要はないと思われます。

家電量販店に行けば、たくさんのNASが置いています。
使用用途に合った製品を選ぶことは当然なのですが、こういった「プラスアルファ」で選ぶことも一つではないかな?と思います。

聖地巡礼

「ラブライブ! School idol project」(ラブライブ スクールアイドルプロジェクト)という、高校(学校)で結成された架空のアイドルグループの奮闘と成長を描いた作品です。

・楽曲のCDやDVD。
・作品に登場するアイドルグループが歌う楽曲(ライブシーン)を、担当声優が、そのままの振り付けで再現するライブ公演。
・テレビアニメーションや劇場アニメ(映画)といったアニメーション化。
・スマートフォンゲームや携帯型ゲームといったゲーム化
といった、様々なメディアミックス展開しており、未だ根強い人気があります。

2010年に開始したプロジェクトである「ラブライブ!」

第1期アニメーション = 2013年1月~3月放送
第2期アニメーション = 2014年4月~6月放送
劇場版アニメーション = 2015年6月13日公開

作品のファンのことを「ラブライバー」と呼び、この言葉は2015年の新語・流行語大賞のノミネート語50語にも選出されたほどです。

「ラブライブ!」作品で活躍したアイドルグループは、2015年の紅白歌合戦に登場した「μ’s」。(ミューズ)
2016年4月の東京ドームでのライブを最後に解散しました。

そして2015年に、新たなプロジェクトが発足しました。
それが「ラブライブ!サンシャイン!!」です。

2016年7月よりアニメーションが放送されており、作品で活躍しているアイドルグループの名前は「Aqours」。(アクア)
これから、様々な展開が予想されます。

さて。

「ラブライブ!」の舞台は、東京都千代田区であり秋葉原、神田、神保町といった場所を中心に描かれています。
「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台は、静岡県沼津市であり内浦地区を中心に描かれています。

「聖地巡礼」という言葉があります。
ドラマ、映画、漫画、アニメ、小説などの舞台となった場所、スポーツなどの名勝負の舞台となった場所、登場人物の名前の由来地や同名地など、本人にとって思い入れのある場所を「聖地」と呼んで、この「聖地」に足を運んで、憧れや興奮に思いを馳せることを指します。

「聖地巡礼」を侮ることはできません。
個々がブログやSNSなどで情報を発信することで、その地域の知名度が向上し、メディアを動かす力にもなり得ます。
また、観光収益にしても相当なもので、地域の活性化にも一役買うことになっています。

本作品でも聖地巡礼は盛んで「ラブライブ!サンシャイン!!」では、実在する企業や団体、関連商品等が実名で登場しており、モデルとなった建物も数多く存在しています。
アニメーションのエンディングクレジットには「協力」として数多くの企業・団体がクレジットされているんです。

他力本願で物事を為し得ることは難しいものです。
積極的な行動や努力が、実を結ぶ足がかりになることが多分にあることを、このような事例から学んでいます。

カラオケボックス

個人で事業を行う、しかも少人数で仕事をしていると「いけないな」と思う仕事の仕方になることがあります。
例えば休日でも仕事をおこなったり、労働時間が多くなったりと、業務優先の考えになってしまいがちです。

時に無茶は必要だとは思いますが、慢性化していまうことには問題を感じます。
実際問題、弊社も例に違わずといった感じで、肉体的や精神的な疲労が蓄積してしまいます。
※何も業務だけが要因ではないのですが。

気分転換というか、発散も必要ということで「暑気払い」を行いました。

外で夕食をお腹いっぱい食べて、そこからカラオケです。
20時30分からフリータイムで、閉店の翌4時まで歌い続けていました。

さて。
カラオケのシステムは数社からリリースされており、曲数が多かったり演奏(伴奏)がすごかったりと、特徴があるようです。

そのシステムで共通しているのが「ネットワークを利用して曲や背景映像、独自番組などを提供する」ということなんです。

基本的にはインターネットを使用しており、その中で独自のシステムが稼働していると考えていいと思います。

今回利用したカラオケボックスでは、カラオケの機械の上にスイッチングハブと無線LANの受信装置が置かれていました。
スイッチングハブは法人向けの製品を使用しており、無線LANはカラオケ装置の会社専用のシステム(実際は某メーカー品)を使用していました。

カラオケボックスで、スイッチングハブや無線LANの受信装置などは「裏方」となるので、あまり目にすることはありません。
今回のように目に見える場所に設置されていることは少ないように思います。

こうした装置を目にすると「そっか、ネットワークを使っているんだ」と改めて実感してしまいます。
職業病みたいなものですが、様々な場所にある装置や仕組みが気になってしまい、これも如何なものかと思いながら、声が枯れるまで熱唱していました。