東京の実家の庭になっていた金柑です。
(写真を撮ったのは私ではありませんが)
子どもの頃、時折気が向くと、摘んでは食べて、種などを「ぺっ」と庭へはき出すお行儀悪い自由感が好きでした。
本当かどうか良くは分かりませんが、種無し金柑ができたという話を耳にしました。
なんだかちょっぴりさみしい。
その他にも柿、桃(小さくて白っぽい)、びわ、イチジク、牡丹、水仙、チューリップ、椿、金木犀、沈丁花、菖蒲などなど季節を感じさせてくれる庭でした。
庭の木から青虫の幼虫を捕まえては、部屋で飼い、何匹も蝶々へ返したことも良い思い出です。(何匹か青虫が行方知れずですが)
大好きなびわの木はなくなったけど、一旦無くなったいちじくや金木犀は姉が苗を持って来て、再度植え、復活しました。
(姉は嫁いでいるので世話はしません。両親、兄家族のお手柄です)
住んでいた頃は特別に感じなかったけれど、そんな庭がごく自然にあったことは、とってもめぐ恵まれていたんだな、と離れてみて感じます。
でも、その分夏の蚊が尋常じゃない程発生するので、住んでいる両親と兄家族は蚊との格闘の夏です。
住んでいるから見える景色と、住んでいないから感じる景色があるように思うこの頃です。