染料インクと顔料インク

インクジェット方式のプリンターには「染料インク」を使用するものと「顔料インク」を使用するものがあります。
さて、このインクの違いは何なのでしょう?

染料インク
「染料インク」とは水に溶けきった塗料のことで、紙の繊維質の内部まで浸透するため、色調や発色が綺麗で繊細に再現できるインクです。
メリット:色調・発色が繊細で、色の再現度が高い
デメリット:普通紙だとにじむ可能性があり、光・水に強くない
どんな人に向いている:写真をよく印刷する人

顔料インク
「顔料インク」とは、着色に用いる粉末で溶けきってない塗料のことで、粒子が大きいため、用紙の表面にくっついて、紙の中部まで浸透しにくいインクです。
メリット:色がくっきり出て、にじみが少なく、色の安定が早く、水・光に強い
デメリット:繊細な色を表現するのが難しい
どんな人に向いている:レポートや書類(ビジネス文章)を作る人

ちなみに…
顔料インクには8~10色を使い、更に透明樹脂を吹き付けるプリンターも存在します。
こちらは様々な用途に向いていますが、インクのコストが非常にかかるため、どなたにでもオススメできるものではありません。

また、プリンターの中にはカラー印刷に染料インクを使用し、文字印刷には黒の顔料インクを使用するプリンターも存在します。

結局のところ…
用途によって選択肢は様々ですので「どちらのインクが使用できるプリンターがいいのか」というのは、一概には言えません。

プリンターに関するご相談も受け付けております。
ご購入前のあれこれから購入、設置・設定作業までワンストップサービスをご提供しておりますので、お気軽にご相談ください!!

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