『チョコレートパフェ』

小さい頃、甘い物があまり好きではありませんでした。
断然、おせんべい派でした。

果物などはありがたいことに、割と豊富に身近にありましたが、好んで食べるのはみかんぐらいでした。
体格からしても分かるように、食べることは大好きでしたが、いざパフェやホットケーキを頼んでも、途中で飽きてしまい、残すこともしばしばでした。

そんな若かりし頃の私が、感動を憶えたパフェがあります。
山手十番館のチョレートパフェです。

確か兄が横浜を案内してくれた時に連れて行ってくれた時が初めてだと思います。
外人墓地の前に佇む味わい深い外観に、中学生か高校生か忘れましたが、めちゃくちゃ心が躍りました。

すでにそこへたどり着くまでの道のりも、おしゃれ感満載だったので、テンションはピークに達していたかもしれません。
お店の外観もさることながら、店内もその頃の自分にとっては、異空間のように感じました。

見る物、触る物すべてに感動していた気がします。
そこで注文したのが、なぜか、チョコレートパフェでした。

おいしかった・・・・。
本当においしかった・・・・。
最後まで感動して、食べたのを憶えています。

生クリームが好きではない私には、生クリームが確かまったく入っていないか、入っていたとしても極少量のパフェがとてもうれしかったのを憶えています。

バニラの味も良し。
カスタードクリームも入っていたと思います。
チョコレートも美味。
大きさも多からず、少なからずで私にはちょうど良かったです。

その後感動を分け合いたくて(いや、食べたくて)、2・3回友達を連れて行くなどして、食べに行きました。
(ごはんは少々敷居が高い感じがして、大体いつも中華街で済ませていました。)

もうずいぶん前の記憶なので、記憶の中でとっても良いようにふくらみすぎている感も否めませんが、あのお店の雰囲気の中でいただく、紅茶やパフェがとっても好きでした。

先日、フラッと入った喫茶店で久しぶりに頼んだチョレートパフェを見て、山手十番館のことを思い出しました。
思い出しついでに、ネット検索をしてみたところ、メニューからチョコレートパフェは消えていました。

とっても、とっても悲しい気持ちにもなりましたが、(十番館のティラミスも、おいしそう♪)などと、思う食いしん坊な私です。
またいつか行けると良いなぁ。

山手十番館のホームページはこちらです!

http://www.yamate-jyubankan.yokohama

写真は、違う喫茶店でいただいたチョコレートパフェです!

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