最近の深夜アニメの流れとして「スマートフォン用ゲームのアニメ化」をされたものが1作品は入っているようです。
対象のゲームにおけるユーザー数や人気はさることながら、ユーザーからの要望、アニメーション化可能か否か、大人の事情など、様々な要因があるようなので、一概に「アニメ化=人気がある」とは言えないものですが。
2014年にサービスが開始された「スクールガールストライカーズ」
このスマートフォン用ゲームが2017年1月より、アニメーションとして放送されることになりました。
このゲーム、実は、個人的にサービス開始時から楽しんでいるものなんです。
ライトノベルスタイルのロールプレイングゲームで、物語を進めていく大きな柱があって、その物語が非常に興味深く、話を読みたいがためにゲームを進めるという感じです。
アニメ開始は非常に楽しみで期待が持てるのですが、最近、深夜アニメに問題を感じることがあります。
それは、制作スケジュールの遅れによる「放送延期」が見受けられるようになったことです。
前期のアニメーションでは、第4話をもって放送が休止され、9月から再度放送するという異例の事態になっています。
また、今期のアニメーションでも、放送延期(1週分が遅れる)となった作品が、現時点で2作品存在します。
アニメーション制作現場を描いた「SHIROBAKO」という作品があるのですが、この作品に登場する話が現実となっているような状態です。
新作アニメーションが1クール(3か月)に50本程度放送されていますので、年間で考えると200本程度のアニメーションが作成され、放送されていることになります。
当然、制作されている方の負担は、想像を絶するものになっていると思います。
しかし、だからといって「作画崩壊」に代表されるような、アニメーションのクオリティ低下が許される訳ではありません。
作品の評価は、あらゆる方面に影響し、様々な波紋を投げかけます。
放送延期に至ったことは致し方ないこととしても、そうしなければならない現状を解決しない限り、今後、ユーザーの評価は非常に厳しいものになると考えられます。
自身の仕事に置き換えて考えてみると、本件は致命的な事象となり、何もかもを失ってしまいそうに感じます。
改めて「仕事に対する姿勢や取り組み」を考えさせられる出来事になっています。
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