『古賀家のふしぎ・1』

ずいぶん前に主人の弟夫婦が、「母の日」にくれたカーネーションの置物が我が家にあります。
花は造花になっています。

現在、その置き物は玄関に置いてあります。

以前移動させた時に、花を挿してある試験管のような容器に、液体が入っていることに気づきました。
(造花なのになんでだろう?)と不思議に思いましたが、何か元々入っていた液体があったのかなぁと思っていました。

先日コップに水を汲み、イソイソと玄関の何かにお水をあげている父の姿を見ました。
(玄関に置いてある、弟夫婦がくれた観葉植物に水をあげてくれてるんだ)と思っていました。

通り過ぎがてら見てみると、観葉植物にではなく、造花の試験管に水を注いでいることが分かりました。
思わず「お父さん、それ造花だから水をあげなくても大丈夫だよ?」と声をかけました。

親心からなのか、どういう思いで水をあげていたのか、父は言葉が出にくいこともあり不明ですが、そんなふしぎが多々ある古賀家の日常です。

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