2016年8月2日(火曜日)に、Windows 10の2回目の大型更新となる「アニバーサリーアップデート」が提供される予定となっています。
ちなみに、1回目の大型更新は、2015年11月に実施された「Threshold 2(バージョン1511)」アップデートとなっています。
・Windows Helloの強化
・Windows Inkの搭載
・Cortanaの強化
・Xbox Oneの強化
・Ubuntuのシェル「bash」機能の提供
と、一例を挙げてみましたが、様々な機能強化や新機能の搭載(提供)がなされる予定となっています。
Windows 10は、このような大型アップデートによって、機能の強化や追加がなされていきます。
当面は新OSが登場することもないであろうと予測されます。
こうした機能の強化や追加は、かならず「テスト」を実施して、各動作に問題や不具合が無いかを確認したうえで提供されます。
このテストプログラムを「Windows 10 Insider Preview」と言います。
「Windows 10 Insider Preview」を簡単に説明すると
正式リリース前の環境を使用して、問題がないかを実際の使用環境で確認して、Microsoft社へフィードバックする
といったことになります。
Windows 10をご利用の方であれば「Windows 10 Insider Preview」に参加することが可能です。
<<https://insider.windows.com/>>
「Windows 10 Insider Preview」にはSlow Ring」と「Fast Ring」の2種類が用意されています。
「Fast Ring」はMicrosoft社で検証されてリリースされるもので、リスクが高いのですが、いち早く新機能や追加された機能を試すことができます。
「Slow Ring」は「Fast Ring」で、ある程度情報を集めて必要があれば修正を行ったあとにリリースされるもので、製品版に近い状態を試すことができます。
何にせよ、製品としてリリースされる前のバージョンですから、完成品というわけではありません。
バグは残っている可能性が極めて高く、実際に使用してもらう中でそれを報告してもらうためのプログラムとご理解ください。
「Windows 10 Insider Preview」は、設定を有効にしない限り、勝手に参加することは無いに等しいものです。
もし、最先端の仕組みに興味があれば試させてもいいと思いますが、あくまでも「自己責任」においての使用を心がけて、問題が発生しても構わない環境で利用されることをお勧めします。