小さい頃、ピンクの補助輪付き自転車を買ってもらいました。
自分の自転車、ということがとってもうれしかったのを憶えています。
でもそれと同時にいつも思い出しては、悔やまれることがあります。
自転車屋さんのおじさんが、自転車の名前プレートに名前を書き入れてくれた時のこと。
名前を尋ねられ「じんこです」と伝えたところ、「ぢんこ」と書かれました。
当然、油性ペンです。
「あっ、そうか、「ち」に点々じゃなくて、「し」に点々の方か!」と笑ってらっしゃいました。
そのまま、その名前が色褪せるまで、乗り続けました。
発音的には違いがわかりませんが、ビジュアル的になんだかとっても、悲しかったことを憶えています。