PokemonGO(ポケモンゴー)とIngress

日本でのサービス延期が発表されましたが、海外ではすごい人気がある「Pokemon GO(ポケモン ゴー)」。
すでに様々な問題が発生しているのですが「そもそも、Pokemon GOってなに?」とお思いの方も多いのではないでしょうか。

ざっくり説明すると「位置情報とAR(拡張現実)技術を使ったゲーム」です。
いろんな場所にポケモンがいるので、リアルの世界を自分の足で歩いてポケモンを探しだす必要があります。

つまり
「部屋の中で完結できるゲームではなく、専用アプリに表示される地図と情報を頼りに、お外に出て動き回る必要がある」
これがポイントになります。

もう一つ「赤・青・黄」3つのチームのいずれかに所属して陣取りゲームを行います。
タイトルに「Ingress(イングレス)」という言葉が出てきますが、これも陣取りゲームの一つで、Pokemon GOのベースになっているゲームです。

実は、Pokemon GOの開発元は、Ingressを開発した「ナイアンティックラボ」という会社なんです。
元々はGoogle社のプロジェクトチームだったんですけど、今は独立企業となっています。

・侵入が禁止されている場所へ、許可なく無断で入り込んだ
・池や川に落っこちた
・車で事故を起こした
と、サービス開始2週間程度であるにもかかわらず、挙げていけばキリがないのですが、本当に様々なトラブルが発生しています。

先の説明にもありますが「専用アプリに表示される地図と情報を頼りに、お外に出て動き回ってポケモンを探し出す」必要があります。
画面ばかりに気を取られ、まさしく「前が見えない」状態であるがゆえに発生するトラブルが大半です。
※もちろん、故意に侵入するといったこともあるのですが。

また、位置情報発信機能を使うことから、町なかでポケモンを捕まえられるだけでなく、ほかのプレーヤーと実際に出会ってポケモンの交換や対戦をすることも可能です。
見ず知らずのプレーヤー同士がゲームを通じて知り合えるというメリットの一方で「よくできた出会い系アプリ」と揶揄されるように危険性も指摘されています。

ゲームの登録名が実際の名前だったり、女性や子どもであると連想させるものだったりすると、個人を特定されてゲームとは別の目的で悪意を持ったユーザーが近づいてくる可能性もあります。
また、陣取りゲームという特性があるため、リアルで脅迫されるといった懸念も考えられます。

「偽アプリ」も、本数として数十件が報告されています。
「マルウェア」と呼ばれるもので、SMSメッセージや通話履歴、電話帳、ブラウザ閲覧履歴、位置情報、インストールアプリの一覧といった個人情報を盗んだり、遠隔操作で写真撮影やビデオ録画、通話録音をしたりする遠隔操作ツールが動く可能性が考えられます。
「Google Play ストア」や「App Store」といった公式サイトからダウンロードできる正規アプリ以外は、絶対にインストールしないよう気を付けてください。

サービス提供前であるにもかかわらず、日本政府や公共交通機関(鉄道がメイン)が注意勧告を行う事態にまで発展しています。
これがどういうことなのか、少し考えればご理解いただけると思います。

ダイエットに効果があったり、運動不足の解消になるなど、メリットが存在することも事実です。
なんでもそうなのですが「節度ある使用」を心がけるようにすればいいのではないかな?と思います。

知らぬ間に「笑い話では済まない」ことにならないよう、気をつけたいものです。

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