小さい頃、ぬいぐるみにトンと興味を持たなかった私ですが、そんな私も唯一ぐらいに持ち歩いていたぬいぐるみがありました。
ゴリラのぬいぐるみです。
名前は「だいすけ」。
友達が『もんちっち』や『まいちっち』を持つ中、なぜか私だけ『だいすけ』でした。
かといって、もんちっちを持つ友達をうらやましくは思いませんでした。
もんちっちの目は、描かれているのに対し、だいすけの目は、まぶたが作られていました。
なので、横にするとちゃんとまぶたを閉じる優れものでした。
持っていると、安心したのを憶えています。
よく遊んでいた友達が、何を思ったか、だいすけのピンクバージョンを持ち始めたのを憶えています。
つまり、ピンクのゴリラです。
強がりではなく、それもまったく、ほしいとは思いませんでした。
晩年は、足元がほつれ、中の発砲スチロールの丸い玉が出始め、髪の毛もフサフサからドレッドヘア状態に。
現在、気づくとよこに『大介』という旦那さんが居ますが、今のところ、発砲スチロールは出てきておりません。