IoT = Internet of Things = モノ(物)のインターネット
「モノ(物)のインターネット」と表現すると「なんだ、そりゃ?」となりそうですね。
今までのインターネットは「コンピュータのネットワーク」でした。
パソコンなり、スマートフォンなり、タブレットなり…
こういった「コンピュータ」がネットワーク(インターネット)に接続されて、情報をやり取りしています。
「モノ(物)のインターネット」とは
今まではネットワーク(インターネット)に接続されていなかった「モノ」が、ネットワーク(インターネット)を介して情報をやり取りする能力を備えていくということ
といえばいいでしょうか。
「活動量計」というものがあります。
一例を挙げると、リストバンド(時計型)の機械を身体に取り付け、生体センサーによって、心拍・脈拍・発汗・活動量といった体の状態把握を行い、結果をスマートフォンなどのデバイスに記録します。
こうした生体データによって、予防診断や、健康のアドバイス、日常生活や睡眠のサポートに生かすという事も出来るようになります。
勿論、医療データとしての活用も可能です。
活動量計自体はインターネットに接続されていませんが、スマートフォンなどのデバイスを介する(Bluetoothを使用した通信が多いです)ことによって、ネットワーク(インターネット)による情報のやり取りを行えるようになります。
この概念が「IoT」の一つになります。
さて、今回は「活動量計」を一例としましたが、ここで「生体センサー」という言葉が出てきます。
例えば、人の往来がキーになるのであれば、その計測に「赤外線センサー」を用いることが一例になります。
このように、用途に応じたセンサーを活用することによって「IoT」は様々な分野で活用できるのです。
この「IoT」は非常に奥が深く、説明も多岐にわたります。
「生活に密着する技術 = IoT」という感じで捉えていいのではないかと思っています。
参考程度として見ていただきたいのですが、IoTの流れとして、下記の言葉を使用することがあります。
「H2H = Human to Human」
→人間と人間が直接情報の交換をする状況に使用する言葉です。
「H2M = Human to Machine」
→パソコンなどの検索によって人がネットワークにアクセスできる状況に使用する言葉です。
「M2M = Machine to Machine」
→機械同士のやり取りができる状況に使用する言葉です。
ちなみに…
IoTに関連して「IoE = Internet of Everything」という言葉もあるんですよ。
この言葉は、企業用ネットワーク機器(システム)を数多く手がけている「シスコシステムズ」という会社が提唱する概念です。
意味合いとしては「IoTを包含する概念」というぐらいで捉えていただければいいのではと思います。