でんわ と入力して変換してみてください。
候補の中にTELという文字が出ると思います。
※本記事では、変換した文字ではなく、半角英語でTELと表記しています。
このTELという文字、マルチバイトと言って漢字と同じ2バイト以上の情報を用いて表示されています。
※半角英数字や記号は、原則1バイトになります。
Windows10をお使いで、IME(Input Method Editor = インプット メソッド エディタ)をWindows標準のものを使用されていれば、変換されたTELの横に[環境依存]という言葉が表示されていると思います。
他には、丸で囲まれた1(1と入力して変換すると候補に表示されます)などの丸数字(丸付き数字とも言います)があります。
このような文字を「機種依存文字」と言います。
難しい説明をさておけば「Windows、MacOS、Linux、Unixなど、OSやハードウェアレベルで扱えないことのある文字」ということです。
もう少しかみ砕けば「Aという環境では表示されるが、Bという環境では表示されない」といえばわかりやすいでしょうか?
ぶっちゃけた話をすると、使用するフォントセット(WindowsであればMSゴシック、MadOSXではヒラギノ角ゴなど)によって拡張文字の表示は変化するため「機種依存文字」という言葉は失われつつあります。
逆に言えば、環境に依存されるため、使用するフォントセットによっては、OSやシステムがどうであれ、表示されない文字も存在します。
「たまに文字化けするんだけど、なんで?」とおっしゃる方。
前述したように、フォントセットに該当する文字がないため表示できないこともありますが「文字コード」が違う可能性もあります。
文字を表示させると一言で言っても、そんなのコンピュータにはわかりません。
文字を表示させるには、その文字のコードをコンピュータが認識して、はじめて表示させることが可能になります。
UTF-8、Shift-JIS、EUC-JPなどなど。
文字コードにはいくつかの種類があって、それが合致しないと、文字化けを起こす原因になります。
とはいえ。
Webサイトを作成する(PHPなどを使用する)とか、プログラムを組むとき以外は、私でもそこまで意識はしないものです。
※文字コードの説明は結構難しく(二進数や十進数、十六進数などの概念が必要)、読んでも??となるかと思いますので「ふ~ん」という程度でいいと思います。
あとは、スマートフォンのアプリでSNSサービスを利用して、特定の文字や記号を入力した場合、パソコンで文字化けすることがあります。
ただし、これもパソコンにSNSサービスのプログラムを導入したりすることで解決する場合があります。
私の使用しているメールソフトでは、送信時、機種依存文字などが使用されていると警告が出ます。
出さないようにもできるのですが、昔からのクセで、機種依存文字は極力使用しないようにしているので、この警告も、返信時の引用(相手のメール内容)に対して発せられます。
古い考えが足を引っ張ることもあり、善し悪しだなぁなんて感じる今日この頃です。