先日会った友人は、スマートフォンを所持しています。
しかし、Facebook、LINE、Twitter、instagramなどといった「今時」のシステムは一切使っていないそうです。
理由を尋ねると
「いいねとかしなきゃいけなかったり、既読スルーとか、そういったことが面倒くさい」
とのこと。
なるほどなぁと思いました。
別に「しなきゃいけない」ということはないのでしょうが「しないといけない」という風潮があるように感じます。
女子高生を例に挙げると、LINEの友達の8割は、会ったことのない友達(「ネッ友」というらしい)なのだそうです。
また「知り合いの知り合い」をたどっていく場合、平均6つのリンクを経由すれば、世界中の人と繋がるという「6次の隔たり」(スモールワールド現象といいます)が、フェイスブックでは3.5人の方を経由すれば可能となる調査結果もあります。
SNSなどのコミュニケーションツールが人の繋がりを増やしてくれる一方、それに伴って人間関係が希薄になってきていると感じる方も少なくないようです。
悲しいことに、SNSを利用した「いじめ」や「犯罪」が多く見受けられることも事実です。
便利に使えるものほど、意図や仕組みを理解して、適切に運用することが必要です。
「その先に人がいる」
そのことを忘れないようにしたいものです。