独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が実施している情報処理技術者試験というものがあります。
現在、13の試験区分があって、ITの基本的な知識を証明する資格から、すっごく難関の資格まで幅広い試験区分となっています。
試験は春秋の年2回、実施されます。
※試験区分によっては春試験のみ、秋試験のみ、という年1回の試験もあります。
2016年4月の春試験から「情報セキュリティマネジメント試験」という試験区分が新設されました。
これは「情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定(証明)する試験」なんです。
ISMS(ITSMS)やITIL、Pマークを主軸として、構築や教育をなど様々な情報セキュリティ業務に携わってきました。
その知識が如何ほどのものかと思い、試験に申し込みました。
第一回の「情報セキュリティマネジメント試験」という事もあり、シラバス(試験範囲・学習計画)を確認すると、今までの知識をフル活用すれば受かるかな?と思う内容でした。
なので、参考書も購入せずに、独学で勉強しました。
そうして迎えた2016年4月7日(日曜日)の試験日。
大学が試験会場で、高卒の私は大学が物珍しくって、まるで「おのぼりさん」のようにキョロキョロしていました。
午前試験は何の問題もなく、サクッと終わらせました。
午後試験は勉強不足を感じつつも、これまたサクッと終わらせました。
2016年5月16日(月曜日)にWeb上で合格発表があり、かつ、成績照会(閲覧にはIPAから個々に発行されている受験番号とパスワードが必要)に「合格」と記載があったので、それを信じるならば、どうやら受かったようです!
合格基準点が60点以上(午前、午後ともに)で、合格率は88%だったのですが…
基本的に、第一回の試験は合格率が高い傾向にあります。(問題作成も「手探り」状態で、今までの試験実績が無い分、どうしても内容が甘くなる傾向にあるようです)
また、受験者平均年齢が39.8歳、合格者平均年齢が40.1歳と、9割以上を社会人が占めているようで、社会人としての経験が豊富な層の受験者が多かったことにより、合格率も高い水準となったみたいです。
※実務経験で身に付けた知識が試される問題が多く存在したとも思います。
IT業界においては、資格が無くても仕事ができますし、資格保有者がその資格に見合った知識や経験を備えているとは限りません。
数多く存在するIT系の試験の中には、参考書や問題集を丸暗記すれば受かってしまう試験が存在しますし、実際のスキルとして活用する際に資格と知識や経験に差が生じる事があるのも事実です。
知識やレベルを個々が確認するために試験を受けるという感じかな?と個人的に思っています。
※当然、その資格が業務に必須であるため、試験を受けられる方も大勢いるんですよ。
試験云々関係なく、日々勉強です!!