さて、昨日は「リモートでパソコンを操作する」お話を書きました。
「リモートでパソコンを操作する」という事は「あらかじめパソコンの電源が入っている」事が条件になります。
そりゃ、電源の入っていないパソコンを操作する事はできませんからね。
ところが。
リモートでパソコンのLANへ信号(マジックパケットと言います)を送って、パソコンを起動する仕組みがあるんです。
この仕組みを「Wake On Lan(WOL)」といいます。
1. 「Wake On Lan(WOL)」「Magic Packet」が利用可能であるLANが搭載されている事(有線、無線問わず)
2. 「電源」(パソコンに内蔵されている電源)「マザーボード」が「Wake On Lan(WOL)」「ACPI機能」に対応している事
3. BIOSやUEFIやOSで「Wake On Lan(WOL)」に関する機能を有効にできること
4. 利用しているOSが「Wake On Lan(WOL)」に対応していること
基本的に、上記の4点がOKであれば「Wake On Lan(WOL)」を使用する事ができます。
※全てが必要では無く、また、記載4項目以外に必要となる条件が発生する場合もあります。
※また、常時コンセントに接続されていて、パソコンの電源が入る状態(LANの待機状態)となっている必要もあります。
最近のパソコンであれば、ほぼ、問題は無いかと思いますが。
設定は「有線LAN」の方が問題が少なく、簡単で確実に設定が可能です。
「無線LAN」の場合、超えなければならないハードルが高く、また、設定が出来ても「Wake On Lan(WOL)」が失敗するケースがあります。
まず、自宅内や社内で試してみて、問題が無ければ外出時の設定が行えます。
しかし、ここから先はネットワークの知識が少し必要となり、使用環境や接続環境によって変化する、様々な設定を行う必要があります。
パソコンやサーバーの電源をリモートで立ち上げたいなど、幅広く、ご相談や作業を承っておりますので、まずはお問い合わせ下さい。