Windows10への強制アップグレード(ブロック方法の記載もあります)

Windows7とWindows8.1をお使いの皆様は「きたか…」と思われたかもしれません。
先日から、ついに本格的な「Windows10への強制アップグレード」が始まりました。

何の対策もしていないと、あらかじめ定められたスケジュールで、Windows10への強制アップグレードが行われるようになりました。
現状、Windows10への無償アップグレードは、本年6月をもって終了するので、時期的には妥当なところかと思います。

Windows10へのアップグレードがメーカーで保証されているのであればいいのです。
しかし、概ね3年を経過したパソコンでは、メーカーがWindows10へのアップグレードを推奨していないパソコンもあります。

・Windowsの挙動がおかしくなる
・今まで使用できていたソフトウェアが使えなくなる
など、様々な「問題」が発生する可能性があります。

あくまでも、Microsoft社はWindows7とWindows8.1をお使いの皆様に「Windows10への無償アップグレード権」を与えているに過ぎません。
つまり、Microsoft社がWindows10のアップグレードを求めていたとしても、お使いのパソコンでWindows10が正常に動作する保証はありません。

さてさて、どうしたものか…
※ここから先は、あくまでも「方法論」となります。本記事によってどのような事が発生したとしても、弊社、および、個人は一切の責任を負わないものとします。

一つには「アップグレード予定をずらす」という方法があります。
「Windows10への強制アップグレード」は、スケジュールをこちらで選択する事が可能です。
そのスケジュールを先延ばしにする事によって、アップグレードを行わない事ができます。
しかし、スケジュールの先延ばしは定期的に行う必要があり、それを忘れると、アップグレードが開始されてしまいます。

もう一つは「パッチ」と「レジストリ」によるアップグレード停止です。
但し、この方法は危険を伴い、また、いつまで有効となるか保証はできませんので、操作にはくれぐれもご注意の上、自己責任でお願いします。
また、記載している言葉の意味が不明とおっしゃる方には、おすすめしません。
尚、弊社でも有料ではありますがサービスをご提供しておりますので、必要な方は、お気軽にご相談下さい。

1. パッチを適応する
Windows7の場合
KB3065987、KB3075851、KB3083324、KB3083710
Windows8.1の場合
KB3065988、KB3075853、KB3083325、KB3083711
上記パッチが適応されているかを確認し、適応されていなければ、スタンドアロンインストールを実施する。
※各パッチには32bit版と64bit版が存在するので、間違えないようにする。

2. コマンドプロンプトで、レジストリを書き加える
コマンドプロンプトを「管理者権限」で起動して、下記コマンドを実行する。
reg add HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /v DisableOSUpgrade /t REG_DWORD /d 1 /f

3. タスクトレイアイコンの非表示
KB3035583をアンインストールする。

4. タスクトレイアイコンプログラムの更新停止
再起動を行い、WindowsUpdateにて更新プログラムの確認を行うと、KB3035583を見つけてくるので「更新プログラムの非表示」を行う。

何にせよ、Windows7、Windows8.1を使い続けたい方は、注意が必要です。
できれば、強制アップグレードが実行されるまえに「イメージバックアップ」を取得される事をおすすめします。

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