簡易スキャンと完全スキャン
クイックスキャンとフルスキャン
言い方は様々ですが、ウィルス対策ソフトでウィルスチェックを行う方法の種類です。
ウィルス対策ソフトによってマチマチですが、基本的に下記のような違いがあります。
簡易スキャン
OS起動時に読み込まれるプログラム、システムメモリ、ブートセクターをスキャンします。
完全スキャン
システム全体(プログラム、システムメモリ、ブートセクター、システム復元ファイル、メール、ハードディスクドライブ、リムーバブルディスクドライブ、ネットワークドライブなど)をチェックするスキャンです。
簡易スキャンでは一部のマルウェアが見逃される可能性があります。
一方、完全スキャンは時間がかかり、OSリソースも多く消費しますが、既知のウイルスをすべて検知します。
出来れば、完全スキャンを週に1回行うことをお勧めします。夜間など、自分の都合の良いときにスキャン実行時間を設定できます。
また、パターンファイルや定義データベースを定期的に更新することをお忘れなきようにお願いします。
現在知られているウイルスをすべて検知するには、最新のパターンファイルや定義データベースが必要です。
ウィルス対策ソフトはインストールしただけでは不完全です。
適切な設定と、定期的なスキャンを行ってこそのウィルス対策ソフトなのです。