スタッドレスタイヤ
関東地方は、雪の朝を迎えたみたいです。
私も関東で仕事をしていた時に感じたのですが、都会の雪に対する脆さは相当なものだなと思います。
弊社のある奈良県葛城市周辺は、比較的気温も高く、雪も降ることがありませんでした。
しかし、周辺には山も多く、夜間や早朝に峠越えをすることもあるため、車には「スタッドレスタイヤ」いわゆる冬タイヤを装着しています。
このスタッドレスタイヤ、路面凍結や一定量の雪道などで車を走行させるために必要なのですが、いくつかの注意が必要です。
1.スタッドレスタイヤが新品の場合
500Km程度の走行(慣らし運転)をしないと本来の効果を発揮しません。
一部の製品は、装着時から一定の効果を発揮するものもありますが、本来のスタッドレスタイヤとしての性能を引き出すには、通常の路面状態で500Km程度の走行をして一皮剥くことが必要となります。
2.スタッドレスタイヤの使用が3シーズンを超えている場合
スタッドレスタイヤは普通のタイヤ(夏タイヤ)と比較して、ゴムが柔らかく出来ています。
この柔らかさが、シーズンを越す毎に堅くなっていき、スタッドレスタイヤとしての性能を保持出来なくなってきます。
原則、3シーズン(3年)を超えたスタッドレスタイヤの場合は、一度、自動車ディーラーやカー用品店で確認をしてもらった方が安全です。
3.劣化
保管状態や経年劣化などにより、スタッドレスタイヤにヒビや亀裂などが入っている場合、そのタイヤを使用することができません。
また、普通のタイヤでチェックするスリップサインとは別に、スタッドレスタイヤには「プラットホーム」というサインが存在します。
そのサインが出ると、スタッドレスタイヤとしての使用はできません。
4.アイスバーンやミラーバーン
いわゆる「ツルツル」の氷面状態になっている場所では、さすがのスタッドレスタイヤもスリップする可能性が高くなります。
一番大切なのは
スタッドレスタイヤを装着しているからといって、その性能を過信しない事です。
また、場所によっては「タイヤチェーン」の装着が必要となる場合もあります。
皆様、くれぐれも安全運転を!!