皆様、こんにちは。
カスタマーサポートエンジニアの古賀です。
本日は、私事の話となり恐縮です。
2016年1月5日17時31分。
私の母が、68歳にて亡くなりました。
スキルス性胃癌(ステージ4b)と診断されてから、3年を超えることはできませんでした。
30年ほど前に、父が脳梗塞で倒れ、母は働きづめの日々でした。
因果なもので、胃癌を患ったことで、母は僅かの「自由な時間」を手に入れる事ができました。
分かり得ることのできない苦しみとともに。
2015年1月1日
母は食事を口にすることを止めることを決め、私は、そのことをホスピス側に申し入れる決断を迫られました。
それまでも、一口や二口の食事になっていましたが、食事を止めることは、水分も止めることを意味しており、そこからは数日の命となることを理解していた中での決断でした。
それまでも、様々な決断を迫られることがありました。
どれもこれも簡単に決断できる事柄ではなく、悩みの中で、必死で決断をしなければならないことばかりでした。
その決断が良かったのか、悪かったのか。
いまでも思い悩むことが多分にあります。
母が亡くなった時、私は40歳でした。
あまりにも早い母との別れに、覚悟はしていたものの、どうにもならない気持ちで一杯でした。
しかし、様々な決断を行ったことは、正解であれ、間違いであれ、私の財産となっています。
これからも、様々な決断を迫られることになると思います。
でも、それらの決断ができる精神を母から貰いました。
かけがえのない、私の財産です。